今回は、中将姫が百駄集めた蓮の茎を蓮の糸とし、石光寺で5色に染められた蓮糸で約4メートルある當麻曼荼羅を一夜にして編まれたと言われる中将姫伝説地當麻寺をてくてく歩いてみました。
春先に尋ねた當麻寺
本堂の横に中将姫の銅像がいらっしゃいました。
蓮の咲く頃は見事な銅像の状況が見られるんでしょうね。
中将姫が當麻寺に来れれた時に奈良から記念に植えられたという来迎の松だそうです。
中将姫が入寂の時、紫雲がこの松にたなびき、阿弥陀如来に迎えられ、二九歳で極楽浄土に往生を遂げたといわれるそうです。
中将姫の「練供養儀式」は今でも4月14日に行われているそうです。
蓮池がありました(10月撮影)地域の思いが大切にされているという事が感じられました。
中将姫が蓮糸の曼荼羅を織り上げた時、軸にするものがないので仏に祈ると、一夜に一本の竹が生えたと言われる「一節竹」を探したのですが、見つかりませんでした。
當麻寺から近くにある石光寺さんへ。そちらには蓮糸が5色に染められた「染井戸」と曼荼羅で織らる染井戸で糸を染めこの桜にかけてほされたと言われる「糸かけ桜」を訪ねてみました。
當麻曼荼羅はその後、立派な絹糸であったと調査で分かったそうです。
蓮茎をおると、粘りが細く糸を引く状態に見え、それほどキラキラして細い絹糸に例えたのかもしれませんね。
今回も、物語の中のストーリーを追って當麻寺周辺を訪ねてみました。
この他にも中将姫の伝説の地がちらほらとあり、各地方にも練り供養儀式があるそうなので
散歩がてら歩くのもとても楽しいと思います。